森と河

河は、森と海という恋人同士をつなぐ大切なもの。

森は河を通して海へと向けて栄養やミネラルを流し、

海は河を通して森へお魚を返してくれる。

 

日本には63,636の河川がある。

 

鮭や鮎、うなぎ、カジカ

美味しいお魚たちが海から河をさかのぼり、

森のある里へやってくる。

 

あるものは、海で生まれて河で育ち、また海へと産卵に帰っていく。

あるものは、産卵のために海から河の上流へと遡っていく。

あるものは、自由自在に河と海とを行き来する。

 

河は一方的に森から海へとミネラルを運んでいるのではなく、

お魚という形にして、栄養とミネラルを森に戻しに来てくれる。

森と海は、河という大切なつながりで循環している。

 

これに気づいたとき、大地の計らいの壮大さに感動する。

動物も鳥も虫も人間も、地球に生かされるようにデザインされているのだと。

 

この森と海のつながりの循環は、決して切ってはならない。

河をせき止めるものがあれば、魚は森へ帰れない。

森の生き物たちは魚に巡り会えず、

森は海から切り離されて痩せていく。

 

だから、断ち切られえたつながりを元に戻していくこと、

これが今の人類に与えられたこと。

 

河が蘇り、森と海が自由につながるだけで

人は心の底から満たされて生きていける。

河と戯れるしあわせを味わいながら生きていける。

 

私たちはみな森の民。

そして、河の民。海の民。

 

楽しもう。

森と河と海とつながることを。

信じよう。

この地球に生かされていることを。

 

森の蘇りは、2020年度に河部門を新設予定いたしました。

河やダム、砂防堰堤に関する情報をお待ちしております。

 

例えば

●こんな綺麗な河が残っています!

●ダムができてから、周りの植生に変化が現れています

●近年、河から魚が消えてしまっています

●住民がダムに反対しているけれど、工事が進められています

 

など、小さなことでも結構ですので、こちらまで情報提供をお願いいたします。

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きらめ樹フェス2015

毎日新聞様より