Q.木の皮をむくと、なぜ木は枯れるのですか?

 

 皮むき間伐では、木の皮の内側の柔らかな部分、形成層から外側をむきとります。そこは、葉の光合成によってできた糖分が根に下りる通り道なので、糖分が根に届かなくなり根の成長が止まります。根の中でも最もよく水を吸う、先端の毛根が成長できなくなるので徐々に水を吸う力が落ちていきます。

 

 一方で、根からの水の供給が絶たれても、木は葉で呼吸しながら常に水分を外へ出しているので、木の内部から乾燥が進みます。蓄えていた水分が限界を下回ってしまうと葉を落として枯れていきます。

 

 個体差はありますが、皮をむいて1年ほど経つと、木は葉を落とします。すると木材としては内部から乾いた天然乾燥材になっていて軽くなり、活用の範囲がとても大きくなります。

 

 形成層とは、細胞分裂を盛んにしている部分で、春から夏に盛んに太って冬になると年輪になる層です。

きらめ樹フェス2015

毎日新聞様より