Q.日本は、世界からどんな木を輸入しているのですか?

 

 日本が世界中から輸入してくる木の代表は、ラワン(植物名はフタバガキ、ラワンは木材としての名前)でした。しかし、ラワンの大木はみんな日本が輸入してしまったので現地の熱帯雨林には、今はもう残っていません。直径3m樹高60mになる大木、森の主でした。

 

 他にも、熱帯雨林材はありとあらゆるものを輸入しています。合板の材料として、紙の原料として。それすら使えないような木は倒したまま森に放置してきています。

 

 高級な家具や楽器材のマホガニーは中南米から輸入してきました。

 熱帯雨林以外のシベリアのタイガの原生林からミズナラやカエデなどの広葉樹も輸入しています。高価な家具のナラ材はほとんどがタイガなどロシアの原生林からのものです。タイガはアムールトラの住む深い森でした。しかし、その森の材も日本が中国経由で輸入してきました。タイガの先住民にとっては、森は自然の食料庫であり、漢方薬の宝庫であり、楽しみであり、喜びであり、魂のよりどころでした。

 

 タイガの森の材を輸入する、ということは材の輸入だけではなく、東南アジアの熱帯雨林と同じように、現地の先住民の物心ともに満たされた暮らしや、野生動物の生息場所を壊しながら輸入しているということなのです。

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きらめ樹フェス2015

毎日新聞様より